不動産会社の営業担当者を見極めるポイント

不動産売買を強力にサポートする不動産会社ですが、良い不動産会社と悪い不動産会社を見分けるポイントは、実は不動産会社よりも営業担当者にあります。

良い営業担当者と悪い営業担当者を見分けるポイントは、どこにあるのか、そのポイントを見てみましょう。

不動産会社選びのポイントは、集客力とサービス対応

良い不動産会社と営業担当者を見つけるポイントはいくつかありますが、良い不動産会社を見つけるポイントは、集客力とサービス対応に優れていることです。

集客力に優れていれば売買が成立しやすく、サービス対応が充実していればより高値で売却しやすくなります。集客力とサービス対応について、それぞれ掘り下げてみましょう。

見込み顧客を集める「集客力」

集客力とはその名の通り人を集める力であり、不動産売買で集客力というと、売主なら買主が多く集まる会社、買主なら売主が多く集まる不動産会社です。

集客力を重視する理由として、売主・買主が集まることで取引が成立しやすくなるのはもちろん、優良顧客が集まる期待が高まるのでスムーズに取引が成立する期待も高まるからです。

かゆいところに手が届く「サービス対応」

サービス対応は、これから買おうとする建物に問題がないかの検査や、取引囚虜後も設備故障時の無償対応などがあります。サービス対応が充実していれば売買成立後の満足度も高くなり、些細な瑕疵が原因のトラブルに発展する可能性も小さくできます。

ただ、サービス対応で提供されるサービスは有料で提供されていることが珍しくないので、集客力とサービス対応では集客力を重視するべきです。

集客力を選ぶかサービス対応を選ぶか

集客力の高さは売買の成立しやすさにつながりますが、その反面対応に時間がとられることにもつながります。また、近年では不動産でもネット取引が主流となっているので、不動産会社による違いは本質的には大きな違いはないといえます。

不動産売買では、不動産会社選びよりも有能な営業担当者を探すことに力を入れるべきなのです。

営業担当者選びは「不動産知識」と「コミュニケーション能力」、「段取り力」がポイント

不動産会社選びと営業担当者選びではどちらを重視するべきかといえば、営業担当者のほうを重視するべきです。集客やサービスは不動産会社の領分ですが、実際の売買を担当するのは営業担当者であり、優秀な営業担当者を見つけることが円満な売買につながります。

不動産会社選びよりも重要な営業担当者探しは、不動産知識とコミュニケーション能力、段取り力の3つのスキルに注目することで有能な担当者を見つけやすくなります。それぞれどのような点が売買で活かせるのかを見てみましょう。

不利にならない取引に欠かせない「不動産知識」

売主が知識がない担当者に依頼をすることは、物件の魅力や性能を正しく伝えられず、高く売れる機会を逃すことにつながるからです。少なくとも売主よりも不動産知識があることは、営業担当者に期待したい最低ラインといえるでしょう。

良い取引を成立させるための「コミュニケーション能力」

不動産取引は取引金額が大きくなるので、さまざまな法規制の対象となるのはもちろん、細かなニュアンスを正しく伝えないと取引のトラブルの原因になることもあります。

売主と買主の双方のトラブルのない意思疎通のためにも、営業担当者にはしっかりとしたコミュニケーション能力を要求したいところです。

効率よく取引を成立させるための「段取り力」

段取り力は重要度こそ一段下がりますが、ストレスなく取引を進めるのには必要不可欠。段取りのよい取引は快適な取引につながり、トラブルも未然に予防できるので、段取り力も重視したいポイントです。

良い営業担当者は時間をかけないと見つからない

比較的見分けやすい良い不動産会社と悪い不動産会社ですが、営業担当者は多少なりとも会話をして時間をかけて関係を築かないとその能力を見分けられないのがネック。しかし、時間をかけるだけの価値はあるので、多少の時間を費やしても有能な営業担当者を見つける努力はするべきでしょう。